中国機械工業聯合会執行副会長、中国汽車工程学会理事長の張小虞氏は、「中国自動車産業の持続可能な発展は、エネルギー、環境問題、交通といった、外部環境からの厳しい制約を受けている。その国際競争力は、今なお自動車先進国との間に開きがある。中国自動車産業の国際化は始まったばかりであり、今後10年間で自動車大国から自動車強国となる上で、数多くの課題が待ち受けている」と指摘した。
同青書は、「中国は今後10年間、『開放の中で大国としての優位を確立する』という発展の道のりを歩み続け、市場メカニズムを基礎とし、政府の指導を強化し、自主イノベーションと自主ブランドの発展を促さなければならない。また、外資企業との合弁・提携により相互利益を模索し、海外の先進的基準を参考にすると同時に、国際自動車基準の制定に積極参与する必要がある。これにより、中国自動車産業の国際競争力を高め、国際化の推進を継続し、今後10年間の発展を経て、中国は自動車大国から自動車強国となることができる」と強調した。
「人民網日本語版」2011年7月6日