△業務モデルの技術的準備が完了
中国銀聯四川支社の劉国祥総経理(社長)は取材に応える中で、「銀聯の携帯決済サービスの業務モデルと技術的準備はすでに完成しており、安全に利用できる」とし、まもなく同サービスを利用した交通違反の罰金支払い、各種税金や社会保障費用の納入、学費の納入、病院の受付・予約ができるようになり、市民の日常生活に関わる様々な機能が相次いで備わるようになると述べた。
現在、市場に出回る携帯の主要機種のほとんどで決済業務を利用することができる。利用者は携帯端末にスタートが簡単で操作も難しくないソフトウエアを搭載し、自分の銀行カードの専用チップを挿入すれば、数分間で支払い業務を利用できるようになる。
△クレジットカード支払いや映画チケットの購入もボタン一つで
取材をする中で、銀聯の携帯決済サービスは現在、市民の日常生活にしばしば登場する各種の支払い業務を基本的にカバーしているという見方を示す市民が少なくなかった。同サービスは今や、クレジットカードの無料返済機能、水道代・電気料金の支払い、電話代の支払い、映画鑑賞券の予約、宝くじの購入など、30種類近い機能を備えている。クレジットカードの返済機能をみると、同サービスを申し込めば、携帯電話の返済画面を開いて何回かクリックするだけで返済が完了し、手数料を支払う必要もない。
ある調査によると、携帯決済サービスによる映画鑑賞券の購入が最もよく話題になる機能の一つだという。
たとえばサラリーマンで映画ファンの張さんは「大作がかかった場合、チケットを手に入れるのが難しい。でも携帯決済サービスを利用すれば、映画館でチケットを買うために並ぶ必要もないし、前の方の席しか空いていないという心配もない。携帯の画面を開いていくつかボタンを押すだけで、予約が完了する。料金も安く、1枚30元ほどが一般的だ。本当に便利で役に立つサービスだ」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2011年8月3日