【新華社武漢8月7日】華工科技有限公司が引き受けた第11次5カ年計画(2006~10年)国家科学技術サポート計画プロジェクト、「産業用レーザー及び同プラントの基幹技術研究と展示」が科学技術省による確認検査に無事パスした。同公司が明らかにしたもの。中国のハイエンド・レーザー装置を輸入に頼り、コア技術が外国に抑えられていた歴史が正式に終わったことを意味している。
華工科技公司は、4種の新型国産産業用レーザーおよび大きな応用の見通しのある8種の産業用レーザー加工プラントを自主研究・開発し、国内の空白を埋めるだけでなく、中国のレーザー分野で突破(ブレークスルー)の急がれる2大技術「ネック」を解決した。先進的な産業用レーザーのコア製造技術とレーザー加工プラントの統合製造の基幹技術だ。
現在、プロジェクトの一連の成果は鉄道、鉄鋼、自動車、電子工業分野に幅広く応用され、国内外の70余りの大企業に評価され、すでに7・5億元(1元=約12円)の売り上げを実現している。そのうちレーザー・インライン溶接設備は三峡ダム水車発電ユニット・ローターの精密切断の難題を成功裏に解決した。一方、広幅厚板精密レーザー切断プラントは、武橋重工の鋼構造部材のコストを大幅に引き下げた。
業界の専門家は、華工科技がハイエンド・レーザー装置コア技術で前進を収めたことは、国内集積回路装置の製造コストを大きく引き下げるだろうと話している。予測によると、このプロジェクトの完成で、中国のレーザー産業の年産額が100億元(1元=約12円)以上けん引され、間接的経済効果は1000億元以上に達するという。
計画によると、湖北省は華工科技に代表される、自前のコア技術をもつ企業を核にして、重点的な政策支援を進め、2015年までに最新ハイエンド設備の輸入代替のための研究・開発拠点を築き上げる。
(新華網日本語=中国通信社)