日本の財務省が8日発表した国際収支速報データによると、今年6月、日本の国際収支における経常収支の黒字額は5269億円(約67億ドル)と、前年同期比で50.2%減となった。これで、日本の経常収支黒字額の減少は4カ月継続となった。
6月の日本の貿易収支の黒字額は1315億円(約18億ドル)で、同82.7%減。うち、輸出額は1.1%減の5兆5044億円(約703億ドル)で、4カ月連続の減少となった。輸入額は11.9%増の5兆3729億円(約685億ドル)で、18カ月連続で増加した。
海外からの観光客減少などの影響を受け、6月のサービス貿易の赤字額は1206億円(約15億ドル)と拡大した。
また、海外直接投資収益の増加で、同月の所得収支の黒字額は31.7%増の6069億円(約78億ドル)となった。
1~6月では、日本の経常収支黒字額は5兆5098億円(約702億ドル)で、同36.3%減だった。東日本大震災で、3月以降輸出が減少したことが響いたと見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年8月9日