渣打銀行(スタンダードチャータード銀行(SCB))(香港)有限公司アジアエリアの関家明チーフエコノミストは8日、大陸部と香港を含む新興市場の経済基調は順調で、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がこのほど米国債の格付けを引き下げたことは、大陸部と香港の経済基調に影響を与えないとの見方を示した。新華網が伝えた。
国際三大格付け会社の一つであるS&Pが、米国債の格付けを最上位の「AAA」(トリプルA)から「AA+」(ダブルA+)に引き下げたことが世界の金融市場の混乱を一層激しくしている。関氏によると、米国の格下げは現在の市場の混乱の主要因ではなく、米国経済の将来に対する市場の懸念こそが主要因だ。S&Pが格下げする以前から、金融市場はすでに大きな変動を繰り返していたという。