関氏によると、SCBは今回の格下げにより香港経済の成長見通しを修正するつもりはない。香港経済が「冷え込みよりも過熱をおそれる状態」であることについて、ひとまず現在の状況から考えると、今回の格下げが香港や大陸部、さらにはアジア全体の経済基調に与える影響は相対的に軽いといえると述べた。
また関氏によると、一定の時間が経過して市場が安定した後に、投資家は状況をはっきりと見据える機会をもつことになる。すなわち、新興市場の経済基調が順調で、一層急速に上昇する可能性があり、今後はより多くの資金が香港や大陸部を含む新興市場に流れ込むと予想される、という状況だ。
「人民網日本語版」2011年8月9日