新華社と中央テレビ局の総合報道によると、2002年8月31日、大連船舶重工がイラン国営タンカー会社(NITC)から受注した5隻の大型原油タンカー(VLCC)うち、1隻目の「IRAN・DELVAR」が納入された。
VLCCはvery large crude oil carrierの略であり、30万積載トン規模のVLCCは、現在世界最大の石油タンカーだ。その設計・建造技術はこれまで日本や韓国などの造船先進国に独占されてきた。
大連船舶重工集団の于逢平総経理は「これまでにVLCCを58隻建造し、1隻のVLCC建造にかかる時間は10カ月にまで短縮した」と語る。
中国の船舶業はすでに世界の造船業をリードしつつある。昨年、中国の造船完成量、新規受注量、手持ち受注量の3大指標が韓国を追い抜き、中国は世界一の造船大国となった。中国は今年も引き続き海洋工学分野、ハイテク船舶などの分野で発展を速めていく計画だ。