「豚骨スープ疑惑」に陥っている味千(中国)控股の株式が5日から売買停止になっており、同社の時価総額はこの2週間で既に65億香港㌦(1香港㌦=約9・9円)の急速な目減りとなった。8日付「新京報」が伝えた。
味千の株式は5日、香港での取引が一時停止され、会社が株価関連のデリケートな資料を発表するのを待つことになった。8月4日、北京市衛生監督所は、そのめんの添加物使用状況の調査について既に介入しており、結果を一般に公表すると発表している。
7月下旬に「豚骨スープ疑惑」事件が発生してから2週間近く、味千の香港での株価は3割を超える大幅な下落となり、会社の時価総額は65億香港㌦が蒸発した。売買停止前、味千の株価は11・44香港㌦で引けた。5日、USBの研究リポートは、マイナス報道に妨げられて、味千の下半期の既存店売上高〈same-store sales〉は5%低下し、今年から2013年の1株あたりの収益予測は14%から24%下がると指摘している。
(新華網日本語=中国通信社) 2011年8月14日