武漢市民の楊さんが3日午後、漢口中山大道の味千ラーメンの店に食事に訪れた時、碗の中に小さな虫が20匹ほどいるのを発見した。
記者が午後2時ごろ同店を訪れると、江漢区食品薬品監督管理局の係員が現場で調査中だった。ラーメンの碗の中にゴマほどの大きさの赤い小さな虫がたくさん入っているのが見られた。
楊さんによると、その日午後1時ごろ店に入って豚骨ラーメンを注文し、食べ始めたところ、面の上に小さな黒い点があるのに気づいた。よくみると小さな2匹の虫だった。楊さんは急いでウエイトレスを呼んだが、調味料の一種だと言われたという。箸で碗の中を探ってみると、もっと多くの虫を発見した。箸で1匹づつつまみ出して見ると、20匹ほどになったという。
江漢区食品薬品監督管理局の係員が現場で調査したところ、同店の厨房に少なくない虫が飛んでいるのを発見した。洗われた野菜が貯蔵設備に保管されずに台の上に放置されていた。
楊さんは最近メディアで曝露されている味千ラーメンのスープ事件を思い起こして、信じ難い思いだという。「関連部門がしっかりと取り締まり、消費者が安心して消費できるようにしてほしい。」
江漢区食品薬品監督管理局の担当者によると、同店の衛生管理に問題があるため、同店に罰金を科して改善を命じるという。
同店の責任者は、今回の件で問題が発見されたため、今後は管理を強化し、製品の品質を保証すると述べている。
「人民網日本語版」2011年8月5日