参加閣僚は会議後、次のような共同声明を発表した。閣僚らは、中日両国の「東アジア自由貿易圏」および「東アジアの全面的経済パートナーシップ」を加速する共同提案を歓迎するとともに、それについて意見を交換した。そして、ASEANプラスFTAの構造とモデルに関するASEANの提案と中日両国の共同提案を同時に討議するよう希望した。閣僚らは、2011年11月に会合を開いてこれらの提案を討議し、閣僚らに報告するよう高官に指示した。同時に、地域経済統合拡充のプロセスでASEANの中核的地位を保持することの重要性を再確認した。声明はまた、閣僚らはWTOドーハラウンド交渉が膠着状態に陥っていることに深い遺憾の意を表明するとともに、早急にアーリーハーベスト、特に後発途上国に対するアーリーハーベストで合意することへの決意を再確認し、保護主義的傾向を排除することの重要性を再確認したと指摘している。
同日、第14回ASEAN・中日韓(10+3)経済貿易閣僚会議の参加閣僚も共同声明を発表した。声明は2010年のASEANと中日韓の間の貿易と投資分野の協力を積極的に評価し、中日両国が「東アジア自由貿易圏」と「東アジアの全面的経済パートナーシップ」の共同提案を行ったことを歓迎した。
8月12日、陳徳銘商務相はインドネシア、オーストラリア、ブルネイ、ミャンマー、インド、韓国、カンボジアおよびマレーシアの経済貿易相と個別に会見し、共に関心をもつ多国間経済・貿易協力問題について意見を交換した。
(新華網日本語=中国通信社) 2011年8月14日