米国新駐中国大使、米ドル建て資産の安全性強調

米国新駐中国大使、米ドル建て資産の安全性強調。

タグ: 米駐中国大使

発信時間: 2011-08-15 17:01:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ゲーリー・ロック新駐中国大使は14日、夫人を伴い北京の大使館官邸に姿を現した。中国が所有する米国債の安全問題について、同大使は、「中国の米ドル資産への投資は安全だ。オバマ大統領も国内の財政問題の解決に着手している」と述べた。第一財経日報が報じた。

◆米ドル建て資産

投資情報会社のスタンダード&プアーズは6日、米長期国債の評価を「AAA(トリプルA)」から1段階低い「AA+(ダブルA プラス)」に引き下げ、「安定的」を「ネガティブ」とした。AAA評価からの引き下げは、米国で初となる。米国債の最大の所有国である中国の世論は、米ドル建て資産の安全に対して憂慮を示した。

ゲーリー・ロック大使は、「オバマ大統領と国会は、米国の財政状況についてロードマップを作成した。また米国国債の評価が格下げされたが、依然として購入者がいる。これは米国への投資が安全であることを意味する。また米国経済は調整期間を迎えているが、依然として強い経済力を有している」と語った。

8月10日、米国財務省は総額240億ドル(約1兆8700億円)の10年債入札を行い、利回りは過去最低の2.14%であったが、すぐに売り切れとなった。

市場の試算によると、中国は米国債を約1兆1500億ドル(約90兆円)所有しており、外国全体の26%を占めている。なお日本は20%、英国は8%、ブラジルは5%、ロシアは3%。

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