8月16日、味千(中国)が香港聯合交易所で取引を再開してから2日目を迎えた。全面高となった取引再開初日の翌日である8月16日午前、味千(中国)の株価は続騰し、始値は9.93元、終値は10.28元となり、上昇率は5.54%に達した。取引を10日間停止していた味千ラーメンが、先週末に釈明文と謝罪文を発表すると、市場は同社の態度を一定評価した。投資家は味千(中国)に対して、依然として自信を深めている。国際金融報が報じた。>>【特別企画】味千ラーメンの豚骨スープ事件 中国で物議をかもし出す
8月15日午前9時、味千(中国)は、正式に香港聯合交易所で取引を再開した。味千(中国)の株価は低迷したが、最終的な下げ幅は7.24%にとどまり、「30-40%の暴落」としていた市場の予想を裏切る形となった。
投資会社の関係者は、「味千ラーメンは中国飲食チェーン業界の大手であり、現在は同社の株式を購入する好機かもしれない」と指摘した。スタンダードチャータード銀行は、「味千ラーメンの年初から現在までの売上高は年間30%増のペースで、当社の予想値25%を上回った。利益率の維持、テナント料の抑制により、既存店売上高が予想を大きく上回る10%増となり、高材料をアピールした」とまとめた。とんこつスープ事件以降も、スタンダードチャータード銀行は味千ラーメンの株式を購入し続けている。
取引停止前の8月4日、味千(中国)の株価は5.56%下落したが、依然として1567万株の取引が成立し、投資家の同社に対する自信が伺えた。スタンダードチャータード銀行は、味千ラーメンの目標価格を15.5元に下方修正したが、「アウトパフォーム」の評価を崩さず、積極的な態度を示した。