ロイター通信の8月25日の報道によると、格付け会社のフィッチ・レーティングスは、米国経済が二番底を打てば、2011~2013年の経済成長率はそれぞれ1%、マイナス0.6%、1.5%となり、中国の2012年と2013年の国内総生産(GDP)成長率は7%に低下するとの報告を発表した。また報告は、米国経済の二番底は世界経済に以下の4つの影響をもたらすと分析した。
1.2011~2013年の世界のGDP成長率は、フィッチ・レーティングスが予想する成長率より少なくとも2.1ポイント低くなる。うち、2011年は0.3ポイント、2012年は1.2ポイント、2013年は0.7ポイント低下する。
2.景気後退により世界の石油の需要が萎縮し、原油価格はフィッチ・レーティングスが予想する1バレル100ドルから2012年は90ドル、2013年は85ドルに下落する。