3.米国経済の後退は主要先進国を衰退に追い込み、ユーロ圏、イギリス、日本の経済成長率は、フィッチ・レーティングスの予想よりそれぞれ1.6ポイント、0.7ポイント、0.9ポイント低下する。
4.地域別に見ると、中米と幅広い貿易関係のある小規模で開放されたアジア新興国の生産高は最も大きな影響を受けると見られる。ユーロ圏の成長率低下と世界のリスク回避志向の強まりが影響し、中欧・東欧の経済成長は弱まる。中東とアフリカ諸国は原油価格とその他の大口商品価格の下落から打撃を受ける。また、ラテンアメリカは米国との貿易悪化、観光業の収入減、資金還流の減少などから影響を受けると予想される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年8月29日