米軍事費は世界が負担?
3回目の米ドル安誘導は2002年から始まっている。米国は為替レートをコントロールすることで、どれだけの見返りを得たのだろうか?中国人民大学国際金融研究所の向松祚副所長によると、2001~2006年の期間、米ドル安により8,920億ドル、資産・負債差額により1兆6,940億ドル、その他の手段により1兆4690億ドルが、米国益として転がり込んでいる、と述べている。米国が得た3兆4,080億ドルは、同時期の米国軍事支出の総額に相当する。つまり、米ドル覇権は米国に莫大な利益をもたらすのであり、世界各国は米国の莫大な軍事費を提供していることを意味しているのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月6日