商務部、国家統計局、国家外匯管理局は6日に福建省廈門(アモイ)市で、「2010年度中国対外直接投資統計公報」を共同で発表した。それによると、昨年の対外直接投資は過去最高額に達し、世界5位になったという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
商務部の沈丹陽報道官によると、中国の対外投資は発展ペースが速いものの、なお初歩的な段階にある。2010年末時点の対外直接投資総額は3172億ドルで、世界の投資フローの1.6%を占めるに過ぎず、米国の昨年の対外投資額をも下回る。
沈報道官は「初期段階にあるため、成長の喜びもあれば悩みもある」と述べ、こうしたことはすべて発展過程で普通にみられる現象だとした。