【新華社北京9月25日】中国電力企業聯合会(略称:中電聯)の公式ウェブサイトは12日、華能、大唐、華電、国電、中国電力投資の五大発電集団の7月の電力業務の赤字合計が拡大して9・8億元(1元=約12円)に達し、6月に比べ赤字が1・8億元増えた(昨年同期は22・6億元の黒字)と発表した。電力価格が石炭価格の上昇に追いつかず赤字を招くという従来の原因のほか、電力企業の財務費用の大幅な増加が注目されるという。電力業界の利子支出は利益総額を超えている。13日付「京華時報」が伝えた。
業界組織が会員企業の財務費用問題に注目するのは初めてではなく、これ以前に中国鋼鉄工業協会も同紙記者に、国内の金融政策の調整に伴い、資本が集中する業界である鉄鋼業界の財務費用負担は比較的重いと語っている。
中電聯の業界統計調査によると、1―7月の五大発電集団の電力業務の赤字は合計74・6億元で、前年同期に比べ82・7億元増えている。そのうち、7月の電力業務の赤字は9・8億元(昨年同期は22・6億元の黒字)で、6月に比べ1・8億元が増加した。