中でも、電力業務のうち火力発電の赤字状況が激化しており、4―7月各月の火力発電業務の赤字はそれぞれ17・1億元、16・9億元、29・0億元、28・5億元で、月間の赤字額は拡大した。
一方、7月の五大発電集団の風力発電業務は1・4億元の赤字で、今年に入って初めて赤字がみられた。おまけに、水力発電の大幅な減少により、水量の多い6、7月に水力発電の利益が連続して前年同期より減少する結果を招いており、しかも減少幅は月を追うごとに拡大している。
電力業務赤字の悪化よりも注目されるのは、1―7月、五大発電集団の財務費用の合計が昨年同期比32・5%増の528億元だったこと。7月の財務費用は昨年同期に比べ42・9%増加し、伸び率は前月に比べ11ポイント上がり、発電量および主力業務収入の伸び率をはるかに超え、企業の経営難が一段と激化した。
実際、6月末現在、電力業界の資産負債率は66・3%にも達し、昨年下半期以降4回続けて預金・貸出金利が引き上げられたことから、1―6月の電力業界の利子支出は766億元に達し、同期の電力業界の利益総額を超えている。
(新華網日本語) 2011年9月25日