移転する事業の中で最も代表的な産業はITである。OEM(受託製造)の世界最大手、富士康はノートパソコン、携帯電話の生産ラインを武漢や成都などに移転させ、沿海地域で行う事業との間の不足を補った。
ところが、加工貿易の発展が著しい地域は未だに珠江デルタ地域と長江デルタ地域に集中し、中西部地域が主導的な地位に立つのは難しい。昨年の広東における加工貿易の輸出入額は4461億ドルで前年比25.3%増、、江蘇は2527億ドルで30.7%増、上海は1386億ドルで24%増となり、全国の加工貿易の輸出入総額の72.3%を占めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年9月27日