中国が北部湾沿海部に保税物流システム整備

中国が北部湾沿海部に保税物流システム整備。

タグ: 北部湾 保税物流システム

発信時間: 2011-10-04 16:00:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

【新華社南寧10月3日】中国初の陸路国境総合保税区である広西チワン族自治区凭祥総合保税区がこのほど正式稼働し、中国北部湾地域の東南アジア諸国連合(ASEAN)各国と結ぶ全方位の立体的保税物流システムが初歩的に形成された。

昨年、中国ASEAN自由貿易圏が正式に設置され、双方の経済・貿易関係が強まっている。昨年の双方の間の貿易額は前年比37・5%増の2927・8億ドルに達した。2006年、中国はASEANにとって第4位、ASEANは中国にとって第5位の貿易相手となった。昨年には中国はASEANにとって最大、ASEANは中国にとって第4位の貿易相手となった。

「広西凭祥総合保税区は全国初の陸路国境線上の総合保税区で、全国的に海外と切れ目なくつながる総合保税区が実現した」、同保税区管理委員会の孫剣秋常務副主任はこう述べるとともに、中国とASEAN各国は「南寧とシンガポールを結ぶ経済ルート」建設に尽力しており、同保税区はその最も重要な接合点として、今後、中国とベトナムおよびASEANとの陸路交通物流の中心となり、経済・貿易交流を一層はかると表明した。

中国とASEANの間の貿易量が急増し、強大な保税物流システムの支えが必要になっている。近年、中国は北部湾地域で港を中心とする広西欽州保税港区、北部湾地域の優位産業を中心とする南寧保税物流センター、輸出入加工産業を中心とする北海輸出加工区を相次いで開設した。

「凭祥総合保税区の稼働で、北部湾地域に対ASEAN全方位・立体化保税物流システムの基本的形ができた」、南寧税関の楊建・税関長はこう述べ、同保税区は今後、南寧、欽州、北海などの保税物流パークとともに、中国西南地区のASEANに対し最優遇政策をとり、機能が最も整った保税物流システムを築き、地域経済の発展をけん引し、中国とASEANの間の経済・貿易交流を促進すると表明した。

(新華網日本語)2011年10月4日

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