上半期の中国の国際収支黒字拡大を促す モノ貿易黒字や直接投資黒字

上半期の中国の国際収支黒字拡大を促す モノ貿易黒字や直接投資黒字。

タグ: 国際収支 黒字 

発信時間: 2011-10-04 14:08:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

【新華社北京10月4日】中国の国家外国為替管理局はこのほど「2011年上半期の中国の国際収支に関する報告」を発表し、上半期の中国の国際収支黒字が、前年同期比771億ドル、率にして40%増の2717億ドルに達したことを明らかにした。報告によると、上半期の国際収支の黒字は、モノ貿易黒字や直接投資黒字などがもたらしたもの。

国際収支バランスシートによると、上半期のモノ貿易黒字は876億ドル、直接投資黒字は927億ドル。

報告は次のように指摘した。元高予想が高まり、人民元と外貨の金利差が拡大しているため、海外における資金調達は、為替相場リスクを回避、資金調達コストを削減、金利差収益を増やすことができる。また、国内がマクロコントロールを強化し、海外が流動性に対する管理を相対的に緩和しているため、国内の機構が資金を融通する好ましい環境が整った。

形式的をみると、国際収支の黒字は、企業の貿易金融に反映されている。輸入企業は国内銀行の長期信用状や海外における支払代行などの手段を利用し、海外の金融機関から資金を借り入れ、取引相手に代金を支払っている。国際収支の黒字は、国内銀行の対外債務借り入れにも反映されている。対外債務の借り入れを利用して外貨を調達すれば、企業は外貨の直接買い入れを減らすことができる。

国内機構の人民元による対外代金支払いも国際収支の黒字に大きな影響を与えている。上半期は人民元によるクロスボーダー決済がさらに拡大した。国内機構の人民元による対外代金支払いは受け取りを上回った。人民元資金の海外流出によって、相応の外貨流出が減少している。上半期の人民元による代金支払いは約500億ドル相当に達した。

(新華網日本語)2011年10月4日

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