ただ、日本人独特のきめ細かいサービスと比べると、どうも大陸的な、おおざっぱなところもあるが、これは時が経てば改善されていくであろう。そして、いくつかの会社がこの市場に進出してくれば競争の中で、必然的に生き残りのためにサービスの向上に注力してくるに違いない。
首都北京の空港でアメリカの大手物流会社のUPSの飛行機が止まっているのを目にしたこともあるし、このところテレビではDHLという大手のコマーシャルが流されている。また、日本の知人からEMSで書籍を送ってもらったこともある。つまり、外資系の会社もすでに進出してきているのだ。競争があることはサービスを受ける側にとってはメリットのあることだと思う。
私はツンドクしていた「小倉昌男経営学」というヤマト運輸についての書籍を持っているが、最近、それをひもといて読んでいるが、私の頭の中で中国のこうした物流業のさらなる発展のイメージが浮かんでくるようである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月9日