制定中の「十二・五(第12次5カ年計画)」の新エネルギーに関する計画によると、中国の太陽光発電の設備容量は2015年に1000万キロワットに達し、発電価格は1キロワット時あたり0.8元に下がり、その後に大規模化することが期待される。太陽光発電の大規模化に関するシンポジウムで、中国国家エネルギー局新エネルギー・再生可能エネルギー司の梁志鵬副司長は、太陽光発電の大規模な発展は技術の進歩とコスト削減にかかっていると語った。
国家エネルギー局再生可能エネルギー処の董秀芳処長によると、国家エネルギー局が作成する『太陽光発電に関する十二・五計画』には、「十二・五」期間の設備容量の目標を1000万キロワット、2020年までの目標を50ギガワットに大幅に引き上げることが明記される。この数字は、以前発表された「2015年までに中国の太陽光発電の設備容量を5ギガワット以上にする」という目標の倍になる。
この1000万キロワットの内訳は大きく分けて次の3つからなる。まず約650万キロワットは、「十二・五」期間に青海、新疆、甘粛などの省・区に太陽光発電の施設を作り、内蒙古、寧夏、山西、チベットなどで大型プロジェクトを進める。300万キロワットは、中東部のエネルギー使用が集中している地域を中心に分散型電源の太陽光発電プロジェクトを作る。残りの約50万キロワットは、主に辺境の電力不足の地域で使用するためのオフグリッド太陽光発電システムを作る。