米紙ウォールストリートジャーナルは最近、アメリカ国防省が国会にアメリカ軍需産業に関する基本年度評価レポートを提出し、中国以外のレアアース供給源開発に関して行った提案を報道した。レポートによれば、米軍の致命的な欠陥は、ハイエンド武器製造におけるレアアースに対する依存だという。レアアースは近代戦争に重要な役割を持っている。精密な弾道ミサイルや最先端戦闘機などのハイエンド武器やナイトスコープ、目標追跡用照射レーザーーなどの部品はレアアースであるマグネタイトに依存している。中国以外の安定したレアアース酸化物の供給源を確保することは、アメリカのレアアースのサプライチェーンを中国のレアアース輸出に対する完全依存から脱出させることになる。レポートによれば、アメリカ国防省はすでにレアアース供給停止によるリスクを研究しており、レアアース酸化物を希少金属に加工可能なアメリカ企業の調査に乗り出しているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月10日