温家宝総理はさらに、「パイプライン原油価格の設定に関して、両国は意見を一致させた。また、ウィン・ウィンの原則に則り、石油、天然ガス分野で積極的に協力していくことを決定した。そのほか、航空や宇宙などのハイテク分野、石炭、電力、国境を越えたインフラ建設、水利、農業、環境保護などの分野での協力を強化することを確認した」と述べた。
エネルギー協力に関して、天然ガス協力プロジェクトの展開が重要な問題となっている。これまで、両国は価格設定面で折り合いがつかず、合意に至っていなかった。これについては専門家も、「価格交渉に関しては、短期間で解決できるものではない」との見方を示していた。
両国首相は11日、「中ロ首相第16回定期会談共同声明」に調印、中ロ両国が経済、人文、観光、農業、融資などの分野における協力文書の調印式にも出席した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月12日