記者:日本と中国は共に高い貯蓄率を誇る国だ。日本では長期にわたって低金利政策を実施しているにもかかわらず、貯蓄率は下がることがない。なぜか。
李克:日本は中国のマーケットと異なる。日本のマーケットは開放されている。開放的市場での銀行利率は、マーケットとリンクしているのだ。日本の一般的家庭の貯蓄率は10万ドル以上だが、日本の庶民は日本経済の見通しが不明瞭と感じている。そのためお金を銀行に預けておいた方が、資産を減らすことがなく安全だと考えているのだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月12日