一つには、鉄鋼生産力の拡大を調整し、生産力の目標を科学的に設定すること。鋼材の過剰供給状態の根本的な解決を目指すものである。
二つめは、省エネ排出削減に引き続き力を注ぐことである。枠組み作りの推進と懲罰制度を整えることの両面から、行政の監督体制を強めるとともに、財政や金融、税収などを通して鉄鋼企業が省エネ排出削減へ注力できるよう仕向ける。中央政府がより多くの交付金を経済的後進地域に提供することも必要である。
三つめは、国内外の鉄鋼石資源を合理的に配置することである。計画的に資源開発することで、鉄鋼石の資源利用効率を段階的に高める。また大企業の海外進出を奨励し、鉄鉱石鉱山権益の向上を通じて鉄鉱石価格設定の新たな仕組み作りを後押しし、適正価格を付けられるよう鉄鉱石市場の模様替えをはかる。
最後の四つめは、企業による生産管理の水準を引き上げて高品質鋼材の研究開発を加速させ、コア技術において立ち後れている国内の現状を徐々に挽回していくことである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月16日