都市部・農村部間の収入データ一覧 |
中国国家統計局が18日に発表したデータによると、2011年第1~3四半期、中国都市部の住民の支配可能所得は平均で1万6301元(約19万5600円)に達し、前年同期比13.7%増となった。農村部の住民の現金所得は平均で5875元(約7万500円)に達し、前年同期比20.7%増となった。都市部と農村部の格差は1万426元(約12万5100円)で、収入の比率は農村部を1とすると、都市部が2.77となった。都市部の収入が農村部の3倍以内に収まったのは、2002年ぶり。データによると、中国の都市部と農村部の格差は縮小しつつある。中国経済網が20日に報じた。
今年より、中国人の収入が大幅に増加している。第1四半期、都市部の住民の支配可能所得は平均で5963元(約7万1550円)に達し、前年同期比12.3%増となった。農村部の住民の現金所得は平均で2187元(約2万6250円)に達し、14.3%増となった。上半期、都市部の住民の支配可能所得は平均で1万1041元(約13万2500円)に達し、13.2%増となった。農村部の住民の現金所得は平均で3706元(約4万4470円)に達し、20.4%増となった。2011年より、中国の都市部と農村部の格差が縮小している。収入の比率は農村部を1とすると、都市部が第1四半期に2.73、第2四半期までに2.99、第3四半期までに2.77となり、3.0以内に収まったのは2002年ぶりである。
都市部と農村部間の収入比率は、収入の格差を計算する上で重要な指標である。2002年より、都市部の収入は農村部の3倍以上を保ち、2007年と2009年には3.33倍に達した。収入の格差は、中国の経済発展の主要問題となっている。近年、中国の農民収入が増加し、都市部との収入格差が縮まりつつある。