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都市部・農村部間の収入格差は、経済社会の発展の段階と関係している。ある地域が発展する場合、都市部・農村部間の所得格差は、低水準で均衡した状態から、拡大した状態、さらに再び縮小した状態へというプロセスをたどり、U字を逆さにした状態を示すことになる。 これは一種の法則であり、世界中の国と地域で同様の現象が起きている。
国際労働機関(ILO)が05年にまとめたデータによると、多くの国では都市部・農村部間の1人当たり平均所得の差は1.6倍以内にとどまる。2倍を超える国は、中国を含む3カ国のみ。米国や英国などの先進国では、約1.5倍が一般的。2010年、中国社会科学院都市発展・環境研究所が発表した「中国都市発展報告No.4 民生に焦点」によると、中国の都市部・農村部間の所得格差は3.23:1で、都市部・農村部間の所得格差が世界一大きい国の一つとなった。
「人民網日本語版」2011年10月20日