「鉄道建設は国家の重要な投資事業である。国民の現代交通システムに対する需要を満たすだけでなく、農民の就業や物流業界の発展などの問題も視野に入れなければならない。建設の延期や中止は異常な事態であり、すぐにでも改善する必要がある。」発展改革委員会総合運輸研究所の羅仁堅研究員はこのように述べた。
10月以降、鉄道建設の資金不足はやや解消されてきている。鉄道部は10月12日、今年初となる200億元の鉄道建設債発行を行った。中国政府はこれまでに「鉄道建設債券の利息に課す企業所得税税率の半減」を発表するなど、市場の鉄道建設債に対する信用度と認知度の上昇に努めてきた。それが功を奏し、10月26日に実施された今年2回目の鉄道建設債発行数は、17倍近くまで増加した。