中国国家林業局の趙樹叢副局長は2日、「第2回中国国際林業産業博覧会植物油発展フォーラム」に出席し、「中国は世界第2の大豆輸入国となり、食用植物油の輸入依存率は60%以上に急上昇している。これは中国の食用植物油にとって脅威であり、中国の食糧の安全に対して警鐘が鳴らされている」と指摘した。経済参考報が報じた。
解決の方法は、中国の豊富な植物油資源の活用、中国の食用油の安全保障にある。趙副局長は、「茶油畑の栽培面積を2倍に拡大すれば、茶油の年産が450万トンに達し、世界のオリーブオイルの年産を上回る。これにクルミ、アプリコットカーネル、オリーブ等の高級植物油の栽培を発展させれば、食用植物油の年産は600万トン以上に達する。1人当たり10キロという世界の平均消費量に従えば、これは6億人分の食用油に相当し、中国の食用油輸入量量を60%以上減らすことができる」と語った。
「人民網日本語版」2011年11月3日