G20加盟国は「成長と雇用の行動計画」の中で、短期的な経済の脆弱性に対処し、金融安定の回復を図り、中期的に経済成長の基盤を固めることを承諾した。そのほか、行動計画には、すべての加盟国が構造改革をさらに推進すること、雇用を促進すること、各国および世界の金融システムの安定を強化すること、貿易と投資の自由化を呼びかけることなどが盛り込まれている。
サミットの報告によれば、G20は経済の成長と自信の回復に向けた具体的な財政健全化計画を実施すべきだとした上で、債務危機の解決に対するEU首脳の決定を歓迎し、IMF(国際通貨基金)の監視の受け入れを決定したイタリアを支持すると表明。さらに、財政の健全な国家は自動安定化装置としての役割をいっそう発揮し、内需を刺激して経済の悪化に対処すべきだとし、各国に対しても構造改革をさらに推し進めていくことを求めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月7日