英国紙「フィナンシャル・タイムズ」がこのほど発表した、エグゼクティブ(企業幹部)向けの経営学修士(MBA)コースを設置するビジネススクールに関する最新のランキング(EMBAランキング)によると、中国のビジネススクールは11校が100位以内に入り、うち5校は上位20校入りしたという。「国際金融報」が伝えた。
11校のうち、香港科技大学と米国のケロッグ経営大学院との提携スクールがトップに立ち、上海国家会計学院と米国のアリゾナ州立大学ビジネススクールとの提携による金融・サービス分野のEMBAスクール(SNAI-ASUプロジェクト)は前回の28位から今回は20位に上昇し、過去3年間で上昇ペースが最も速く、上昇幅が最も大きいスクールとなった。
ランキングによると、中国のEMBA教育プロジェクトの最大の強みは学生の給与にある。現在、給与部分に占める割合は20%に達する。単体プロジェクトのランキング上位10件のうち、中国関連プロジェクトが半分を占める。香港科技大学のプロジェクトは41万9千ドルで1位、SNAI-ASUプロジェクトは23万9千ドルで7位だった。
SNAI-ASUプロジェクトの中国側主任を務める上海国家会計学院の李扣慶副院長の説明によると、同プロジェクトは2003年に中国大陸部で最も早く金融財務管理分野のEMBAコースを設置し、07年に中国で初めてサービス管理分野のEMBAコースを設置して以来、提携双方の優位点によって相互に補完し合うという方針を貫き、陳志武氏や王江氏といったトップレベルの中国人教員を招聘し、最高財務責任者(CFO)フォーラムを定期的に開催し、学生が成功から卓越した飛躍への転換を実現することを後押ししてきた。11年には第1回上海金融家表彰活動において、学生2人が「上海十大金融家」の称号を与えられた。
「人民網日本語版」2011年11月7日