世界的に有名なコンサルティング会社ArthurD.Littleはこのほど、「都市交通の将来的な発展すう勢に関する研究レポート」を発表した。同レポートは11の指標に基づき、世界66都市の交通運営状況と整備の程度について、100点満点で評価を行った。その結果、66都市の平均点数は64.4点となった。うち上海は74.7点で新興国の首位に立ち、世界11位となった。解放日報が報じた。
同社の許健・大中華区董事総経理は、「交通問題は解決が待たれる都市問題となりつつあり、また都市の競争力を表すバロメーターである」と語った。現在、全世界の総走行距離の6割が都市で費やされており、将来的に同数値は上昇する見通しだ。計算によると、都市化の推進により、2050年には人口の70%が都市に居住することになり、都市住民が交通渋滞に費やす時間は1年間で106時間(現在の3倍)に達すると見られる。ゆえに迅速かつ利便性の高いエコ外出が重要となり、都市部は公共交通機関によりこれを実現することになる。
「人民網日本語版」2011年11月7日