「メード・イン・チャイナ」がジョブズから得る警告

「メード・イン・チャイナ」がジョブズから得る警告。

タグ: メード・イン・チャイナ ジョブズ アップル

発信時間: 2011-11-08 10:20:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

iPhoneの産業チェーンの価値分析

iPhoneの産業チェーンの価値分析(VA)がこの問題を判りやすく説明してくれる。米国から中国に輸入された部品を中国で組み立てたiPhoneは178.96ドル(実売価格は2倍以上)。これには日本で製造されたフラッシュメモリ (24ドル)、ディスプレイ(35ドル)、韓国で製造されたプロセッサと関連部品 (23ドル)、ドイツで製造されたGPS、マイコン、ビデオWIFIなど (30ドル)、米国で製造されたブルートゥース、録音部品、3G(12ドル)が含まれている。このほかに、材料費用、ソフトの許認可特許費用が合計で48ドル。最終的に中国での組み立て費用は哀れなわずか6.5ドルという安さだ。富士康などの企業や数千人の中国労働者は、この流行先端のスマートフォンに含まれる3.6%の価値、販売価格から計算すると2%しか価値がないことになる。

多くの調査や報道が以下の事実を裏付ける。アップル社の高利益の背後には、請負下請企業の作業条件が過酷でプレッシャーが大きく、従業員の利益や精神の健康を直撃していることや、監督が足りず、請負企業の排水、廃棄物が環境に重大な損害を与えていることだ。しかも、こうした代価は、アップル社の下請企業がみな薄利であることからあいまいに処理されている。

アップル社の高利益の背後

 

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