佛山美意陶瓷市場の管理スタッフ・劉柯勇さんによると、陶器製品の輸出業界は今「四面楚歌」の試練に立たされている。劉柯勇さんは「2008年以降、欧米諸国の景気低迷が始まった上に、EUのアンチ・ダンピング調査にも遭いました。南米やロシアなどの新興市場に目を付け出した途端、ブラジル、アルゼンチン、韓国などがアンチ・ダンピング措置を発動してきました」と述べている。
広東外語外貿大学国際経済貿易研究センターの肖副主任によると、2008年の金融危機以降の経済停滞により、世界市場は需要低迷に陥っている。自国産業の保護を目的に、輸出国に対するより厳格なアンチ・ダンピング調査が欧米諸国を主体に行なわれるようになっている。また、新興の工業国では、その製造業の発展を守らなければならないことから、自国産業の保護を理由に、中国に対しアンチ・ダンピング措置を発動するケースが増えてきている。
新成長産業が貿易摩擦の槍玉に