日本最大の人材派遣会社の株式会社リクルートが主催する、中国の大学生と日本の企業をマッチングする採用サービス、第2回「啓程日本(ケイテイニホン)/Work in Japan」が11月3日に上海でスタートした。本年度は有名日系企業46社が上海と北京に集まり、中国一流大学の卒業生を日本本社に招く。
6日、北京新世紀日航飯店で北京のキャンペーンがスタートした。三菱商事、NTT、ユニクロ等の有名日系企業32社が展示を行い、見学に来た卒業生を対象にPR活動を実施し、各企業の経営理念・経営方式・社員の業務環境等を紹介した。同活動は北京大学や清華大学等の中国重点大学の学生を引きつけた。
復旦大学で統計学を専攻した姜宏宇さんは、昨年開催された第1回目の同イベントに参加し、再春館製薬所に採用され日本で就職した。姜さんは今年、同社の正社員としてPR活動に参加し、日本就職のプロセスや日本での業務の感想を、先輩としての立場で語った。「初めて日本に行った時は、日本語が全く聞き取れませんでした。会社は私たち外国人社員に対して、最良の語学学校で学ぶ機会を提供してくれました。それから半年がたちますが、日常生活は問題ありません。また当社の業務内容は、戦略・広告・海外開拓・人事・市場等と豊富で、そのほとんどがプロジェクト形式によって進められます。社員は各プロジェクトに参加するチャンスを得ることができます。また開放された業務環境により、各部門の社員と交流を進めることができ、社員の視野が広がります。同僚の日本人社員はみな勤勉です。チャレンジ精神旺盛な、辛さを厭わない人ならば、会社から成長の機会が与えられます」。