中国人民銀行、金融政策の微調整に言及

中国人民銀行、金融政策の微調整に言及。 中国人民銀行(中央銀行)は16日に発表した「2011年第3四半期中国金融政策執行レポート」(以下、レポート)の中で、今後も穏健な金融政策を継続するが、経済の変化に応じて適切かつ適時に金融政策を微調整するとの認識を示した…

タグ: 中国金融政策微調整

発信時間: 2011-11-17 13:11:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

物価水準の判断にも中央銀行の方針の変化が現れている。今回のレポートでは、物価の判断について、第2四半期よりも明らかに楽観的な見方を示している。

レポートは物価水準について、「一連の政策が奏功し、物価の高騰は抑制できた」と一定の評価を下している。今後の物価については、「世界経済の鈍化や大口商品価格の安定など、価格の安定に有利な要因が増えてきている。8月以降、中国のCPIは月を追うごとに減速しており、今後も引き続き鈍化する」とする一方で、「不確定要素も多く、物価安定の基盤は磐石でない」とした。その根拠については「物価水準が依然として高く、インフレ観測も短期間では変わらない」とし、「物価調整の手を緩めず、引き続きマクロ政策を適度に実施する必要がある」と言及した。

また、中央銀行が、中小企業、特に小企業と農業に対し、有効な貸付を拡大すると明記したことは特筆すべき点である。中央銀行は、「小企業への融資規模を前年よりも増やし、一定の要件を満たす小規模金融機関に対して、低めの預金準備率を適用する」とした。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月17日

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