半導体、電子部品向け切断・研削・研磨装置で世界の80%のシェアを誇る株式会社ディスコの関家一馬社長は「あと10年もすればライバルは日本企業から中国企業になるでしょう。中国に工場を移すということは、我々の技術や人材を未来のライバルに与えることを意味します」と警鐘を鳴らしている。
クレディ・アグリコル証券東京支店のチーフエコノミスト・関戸孝洋氏は、「日本の製造大国としての地位が完全に失われることはないだろうと思うが、日本の製造業が生き残るには、世界中で日本だけが出来るというレベルに高めていかなければならない。日本にはレベルの高いサプライヤや熟練工がいる。生産拠点を海外に移すのであれば、それらもすべて持って行かなければならない」と指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年11月22日