中国乳業メーカーによる初の海外企業買収案が成果を見せ始めた。
中国の大手乳業メー カー、光明乳業は昨年、 ニュージーランド大手乳業メーカー、シンレート・ミルクの51%の株式を3億8200万元で買収。その際に建設された2号工場が昨日、稼動を開始した。調べによると、この工場の生産能力は世界でもトップクラス。光明乳業は、100%外国産の粉ミルクを製造するとした。
ある資料によれば、シンレート・ミルクはニュージーランドに2社しかない乳幼児向け粉ミルクメーカーの一つ。光明乳業に買収されるまでは、ニュージーランド大手乳製品メーカー、フォンテラの牛乳サプライヤーと株主を務めていた。
光明乳業の郭本恒総裁は、「買収当初の目的はシンレート・ミルクを光明乳業の原料供給拠点にすることだったが、現在は、ニュージーランドと世界に良質な原料と製品を供給する拠点として位置づけている」と述べた。