アメリカ:大多数が不動産を投げ売り
アメリカ最大の住宅向け融資実績を誇る金融機関、ウェルズ・ファーゴの営業部長、陳馨氏によれば、不動産価格の下落に見舞われたとき、アメリカ民衆もとまどいを隠せなかったという。しかし、銀行の顧客のほとんどはその現実を受け入れ、大損しないようになるべく早く売却することを選択した。デモをする民衆もいたが、返済が楽になるように銀行の利率を下げることを求めたのである。
日本:下落率80%。それでも自己責任
日本の証券会社に勤務する野村さん(仮名)は中間管理職である。彼は記者の問いに対し、現在中国で発生していることがデジャブのように感じるという。日本の不動産バブルは1990年に頂点に達し、その価格は7~8倍に膨れ上がった。すぐにバブルが崩壊し、不動産市場も6~7年かけて下落した。