◆日本の部品企業が広州に集結
情報によると、広州は自動車部品の生産を行う基礎を備えている。統計によると、広東省全体の部品企業は約800社あり、広州のみで5-600社に達する。広州はまた、国家自動車部品輸出拠点(12ヶ所)の一つであり、昨年の自動車部品輸出高は18億元(約216億円)に達し、上海に続いた。
日本の関連企業は、広州市場に期待を寄せている。今回のモーターショーでは、日本の部品企業が集結した。日本の部品ブースは人気を集め、多くの企業が中国語の資料を準備した。
ジェトロ(日本貿易振興機構)広州代表所事業部の趙飛・部長助理は、「今回のモーターショーには、中国で市場環境をリサーチする意思のある多くの企業が訪れた。展示に参加した企業は170社に達し、250のブースが設けられた。うち日本の中小企業が大きな比率を占めた」と語った。
同氏によると、震災後の日系部品製造企業は海外進出に意欲的で、海外戦略の加速を希望する企業もあるという。そして広州には日系3大自動車メーカーが揃っている。「日本の部品製造企業にとって、このような都市は世界でも稀だ。当方は広州モーターショーを日本企業の海外進出の場とするため、努力していく。今回は愛知県と長野県の企業が広州を訪れた。愛知県は自動車の里と呼ばれている。自動車メーカーと比べ、部品メーカーは中国への進出が遅れているが、今後は増加するだろう」。