4万件の情報がシステム内に
グリーン融資は企業の自発的な環境対策を促している。「環境保全対策にはコストがかかった。生き残るためには科学技術を向上させ、付加価値のある商品を生産しなければならなくなった」。江蘇富菱化工有限公司社長、翟継業氏によると、同社は先進的な生産技術を取り入れ、新素材の開発を重視したことにより「社員170人で4億元を生み出した」という。
現在、グリーン融資はますます広がり、上海や浙江、江蘇、河北など20以上の省と市で推進されている。昨年末には4万件近くの環境情報が人民銀行の与信管理システムに組み入れられた。
しかし現在構築を急いでいるのは「中国グリーン融資データセンター」である。これは国家、地域レベルの情報システムで、統一データを基準にして常に更新できるものである。これによってグリーン融資の運用が効果的に進められるはずだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月1日