クリーンな交通に関する国際評議会(ICCT)議長マイケル・ウォルシュ氏は「高品質なガソリンを市場に供給することが難しいため、国家第IV段階自動車排気ガス基準(国IV基準、ユーロIVに相当)や2015年実施を予定している更に厳しい国V基準(ユーロVに相当)は、恐らく規制適用延期措置が採られるだろう」と述べている。
急増する自動車数を考えれば、中国は2015年までには国V基準を実施しなければならない。このまま規制強化しなければ、自動車排出ガス量は2020年までに2倍に膨らむだろう。中国の大都市における大気汚染指数がほぼすべて、世界保健機関(WHO)が定める大気汚染基準を上回っているという現状において、自動車排出ガス量が今後も増え続けていくことは非常に危険なことだと言わなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月1日