このような経済崩壊のリスク、つまり「ジャパン・シンドローム」を避けるためにはどうすればよいのか。筆者は、いま中国は2つの方法で日本のような失敗を避けるべきだと考える。
第一に、経済発展モデルのさらなる改革を行い、経済構造を合理化することだ。中国は引き続き経済発展モデルを改良し、発展のエンジンを内需拡大に切り替えるべきだ。
第二に、人民元の国際化をさらに進めることだ。「神の見えざる手」の効用を十分に利用するべきである。また世界の新興経済との連携、協力を強めるべきである。たとえばBRICSなどと連携し、各国間で金融・経済協力を強化する。
そして国際経済金融システムの改革を推し進めるべきである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月7日