中国は来年にも金利引き下げか
また同社は、着実に金融緩和政策を実行することで、中国で資金の流動性が徐々に高まると予測。資金の流出が続くならば、銀行の預金準備率をさらに引き下げる可能性もある。しかも、インフレが安定するにしたがい、金利引き下げ余地も増えるだろう。
ゴールドマンサックス社中国首席戦略アナリストの朱悦氏は、消費者物価指数(CPI)が現在の年利である3.5%と同水準になれば、中央銀行は金利引下げを行うと予想している。おそらく2度の利下げを経て、6.56%から6%前後まで下げると同時に、来年のインフレ率も3.1%前後に落ち着くと予測している。