中国最大の検索エンジン会社・百度(バイドゥ)は日本の検索エンジン市場への進撃を開始している。ますます広範囲に使用されるようになった携帯電話のネットワークで一定の席を占めることが、百度の市場開発の新たなポイントだ。「日本新華僑報」が伝えた。
日本の「産経新聞」によると、百度日本法人は13日、日本でよく利用されている多機能携帯電話(スマートフォン)用日本語入力システム「シメジ」の事業に関連するすべての権利を買収した。シメジは主に、現在のスマートフォンの主流であるアンドロイド版スマートフォンに対応した日本語変換システムだ。
百度は、シメジシステムと同社がこれまでに打ち出したコンピューターの日本語変換システムとを結びつけ、一体化や総合的な競争力の向上といった目標を達成したいとしている。また今回の買収を契機として、アジアを起点に、グローバル事業の拡大を加速する計画という。