シメジシステムはアンドロイド版スマートフォンの日本発売初期に登場し、利用者に無料ダウンロードサービスを提供してきた。その後、複数の開発メーカーがさまざまな機能を付加し、現在ではキーボードの背景を変えられる機能も備わり、スマートフォン利用者の間で好評を得ている。これまでのダウンロード数は180万回を超えたという。
百度が今年5月に打ち出したコンピューター向け日本語変換システム「Baidu IME」の現在の利用者数も180万人を超える。
百度は今後、シメジを開発した足立昌彦氏とデザイナーの矢野りん氏を同社に迎え、百度の検索サービス技術などをシメジシステムに組み込むことや、製品の規格、開発、市場開拓といった関連業務の一体化を進めていくという。足立氏は百度での仕事に大きな期待を寄せており、「百度という新しいプラットフォームを通じて、シメジはよりよい成長を遂げ、より大きな成果を挙げるに違いない」と話す。
「人民網日本語版」2011年12月14日