外国メディアの報道によると、中国商務部はこのほど、米国からの大排気量の輸入車に対し、反ダンピング税と反補助金税を課すと発表した。BMWやベンツなどのドイツの高級車メーカーの中国での販売にも影響すると見られる。
中国商務部は14日、米国から輸入する排気量2.5リットル以上の小型車、オフロード車に対し反ダンピング税と反補助金税を課すと発表した。実施期間は2011年12月15日から2013年12月14日までの2年間で、2011年12月15日以前に輸入した対象製品からは徴収しない。
ブルームバーグやロイター通信などの外国メディアは、今回の反ダンピング税と反補助金税の徴収は米国産の輸入車が対象だが、ドイツの2大高級ブランドBMWとベンツも影響を受けると見ている。BMWとベンツは米国での工場で生産を多く行い、米国の子会社も今回の措置の対象となるため、影響は免れないという。