商務部の発表によると、メルセデス・ベンツU.Sインターナショナルに対しては2.7%、BMWスパータンバーグ工場に対しては2.0%の反ダンピング税を課す。両社の反補助金税の税率は0%だが、反ダンピング税が輸入価格を押し上げ、販売台数に影響すると見られる。
BMWとベンツは米国の工場で生産したSUVなどを輸出している。BMWは米サウスカロライナ州の工場での生産台数を増やし、2011年の年間27万台から30万台に拡大する方針。同工場はBMW X5、BMW X6、BMW X3などのSUVを生産する。
ダイムラー・ベンツは、2010~14年に米アラバマ州の工場に24億ドルを投資し、Cクラス車の生産設備を増設することを計画。同工場は現在、ベンツMクラス車、ベンツGL型SUV、Rクラスワゴンを生産し、2010年の生産台数は12万5400台だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月15日